ハラレは 果物の季節です
ジンバブエは、春から夏に近づいています。
ジャカランダの花も満開を過ぎ、黄色のアカシアが咲き始めました。
早朝の空気は清々しく、まるで初めて一日を迎えるような気持になります。
しかし、町に一歩足を踏み入れたらどうでしょう。
今年の春からはじまった国内の現金不足は今も続いており、金融機関からは
1日に決まった額しか引き出せません。
イギリス系の大手の銀行は、日に100~200ドル、郵便局や地元の銀行の
場合は、1日30ドル前後です。炎天下、長い列ができているのは、引き出せる
額が少ない銀行です。
この事態を緩和させるために、政府は現金(米ドル)の代わりになるクーポン
のようなものを発行しようとしていますが、これを望む人はいないと言っていいで
しょう。
今日、ある新聞の大見出しに、『ミュージシャンが代替紙幣を望んでいる』と
書かれているのをアートセンターに来ていたミュージシャン数人が見て、一体
どのミュージシャンが望んでいるのか、と怒っていました。
さて、センターの庭には、今、アボガド、バナナ、パパイヤがたわわに実って
います。ボールほどのサイズまで大きくなったパパイアは、数回に分けなければ
食べきれないほどでした。そして、種は乾かして、また地中へ。